文字コードの変換
文字コードを調べたい
通常、WindowsやMacでHTMLファイルなどのテキストファイルを作成すると、文字コードは「Shift-JIS」で保存されます。
無料ホームページ教室を見てホームページを作られている方は、TeraPadを使ってHTMLファイルを作成されていると思いますが、そのTeraPadの右下に「SJIS」と書かれていると思います。これは、「このテキストファイルの文字コードは、『Shift-JIS』で作成されています。」という意味です。もし、EUCで作成されていたら、「EUC」と表示されますし、UTF-8Nで保存されていたら、「UTF-8N」と表示されます。
この文字コードのままで、テキストファイルをアップロードするときは、その文字コードに合わせたmetaタグの設定をする必要があります。
文字コード変換が必要なとき
ところが、作っているHTMLファイルなどのテキストファイルの文字コードが、サーバーやプログラムの都合によって問題がおこる場合があります。
例えば、CGIプログラムでは、UTF-8NかEUCで保存しないと、一部の文字が文字化けすることがあります。また、Google MapやPHPというプログラムで動的なHTMLを作成したいときは、Google MapのHTMLファイルやPHPファイルの文字コードをUTF-8Nにしないと、文字化けの恐れがあるばかりか、プログラムが正常に動作しません。
そこで、FFFTPやTeraPadで文字コードを変換する方法を、説明したいと思います。
FFFTPで文字コードを変える
FFFTPは、ホームページのHTMLファイルや画像データなどをWebサーバーにアップロードするためのソフトです。このソフトで、ファイルをアップロードするときに、文字コードを変換することができます。
図のように、FFFPTのツールバーに、「EUC」「JIS」「無」と書かれています。このボタンを操作すると、選択された文字コードでファイルをアップロードすることができます。
この無料ホームページ教室では、罫線の色のチェックCGIプログラムを使ったコンテンツがあります。CGIプログラムは、「Shift-JIS」のままだと一部の文字が文字化けしますので、保存するときにEUCに変換しています。
このときに便利なのが、ツールバーの「EUC」ボタンです。このボタンをクリックすると、Shift-JISで保存されているテキストデータでも、サーバーにアップするときに「EUC」に変換されます。
続けてファイルをアップロードするときは、「EUC」ボタンが押されたままだと、すべてEUCでアップロードされますので、「無」ボタンを押して元に戻しておいてください。
TeraPadで文字コードを変える
FFFTPでは、EUCやJISに文字コードを変換することが出来ると述べましたが、UTF-8やUTF-8Nに変換したい場合は、TeraPadで保存するときに変換しないといけません。その方法について説明したいと思います。
メニューの「表示」→「オプション」をクリックします。すると、図のようなオプションウインドウが開きます。
次に、「オプション」ウインドウ中の「文字コード」タブをクリックしてください。
メニューの「表示」→「オプション」をクリックします。すると、図のようなオプションウインドウが開きます。
ここで、「保存文字コード」プルダウンを、「自動」から「UTF-8N」などの設定したい文字コードに変更し、「OK」ボタンをクリックします。設定できる項目は次の通りです。
- 自動
- Shift-JIS
- JIS
- EUC
- Unicode
- UTF-8
- UTF-8N
初期値は自動になっていますが、自動とは現在編集されている文字コードにて保存する設定です。自動以外に設定すると、強制的に設定された文字コードで保存されます。
もじ、Shift-JISで保存してあるHTMLファイルを、UTF-8Nに変更したい場合は、上記の設定方法にて、保存文字コードをUTF-8Nに設定変更し、「OK」ボタンをクリックした後に、2回上書き保存してください。すると、TeraPadの右下の文字コードの表示が「UTF-8N」に変わると思います。
2回上書き保存する理由ですが、1回の上書き保存で、文字コードの表示が「UTF-8N」に変わると思いますが、ブラウザで確認すると文字コードが変わっていない場合があります。2回上書き保存すると、きちんと文字コードが変わっています。