おふとんの人ホームページ教室 → デザインは他店を真似して作る

他人の真似は嫌いだ!

他人の真似は重要

いざWebサイトを製作するのに、どのようなデザインをすれば良いか、迷ってしまいます。初めてWebサイトを作るときは、自分好みの素敵なWebサイトを見つけて、そのデザインを真似すると、作りやすいです。

職人気質が強い人ほど、「他人の真似は嫌いだ!」という考えをお持ちですので、まず質問から入りたいと思います。今、ご自身でお仕事をされていることと思いますが、どのようにお勉強されたのでしょうか?

生意気な質問でしたが、もう、おわかりですね。まずは、見よう見まねからでOKです。自分好みのWebサイトを真似するなり、Webサイトのデザイン本から抜粋して真似するなり、真似すると、かなり早く制作できまし、デザインも良くできます。

まずは、Webサイト製作に慣れて頂いて、それからアレンジをしていったら良いと思います。

それでも真似がダメな方へ

Webサイトのテンプレートを、Webデザイナーに製作してもらい、自分でWebページを製作していく方法があります。

ここでWebサイトのテンプレートとは、Webサイトのひな型のことです。金型鋳造に溶けた金属を流し込んで、何個も同じ製品を作るように、Webサイトのテンプレートをコピーして、同じデザインの別ページを作成していきます。

お客様で、「プロにテンプレートを作ってもらい、自分でページを作成する」方法で、Webサイトを製作されている方もいらっしゃいます。おいしい一夜干しを販売している松本海産さんも、その一人です。松本海産さんは、出張パソコン教室にて私が講師となり、Webサイト製作をレクチャーしました。今ではご自身でWebサイトを、タグ打ちで製作されています。


著作権が心配

真似したら良いと書きましたが、まったくそのまま真似してしまうと、著作権の侵害になる場合もございます。では、どれぐらい真似したら、に著作権侵害になるか、考えてみましょう。

  1. 他人のWebサイトのデザインを、そっくりそのまま真似した。
  2. 他人のWebサイトに使われている画像を、ダウンロードして、無断で自分のWebサイトに使用した。
  3. 他人のWebサイトの文書を、3行以上、無断で使用した。

1番目のデザインは、画像や文書の大まかな配置の真似ではなく、色づかいや使用している画像なども、正確にそのまま真似することを指します。第三者が見て、明らかに同じデザインで、真似したと思われるものは、著作権の侵害に当たります。色合いや、使用する画像の雰囲気を、少し変えれば、問題ありません。

3番目の文書に関しては、編集することによって、明らかに原文だとわからないものであれば、著作権に抵触しません。

仮に無断で使用しても、「○○○より抜粋」と書いて、抜粋元のWebページにリンクを張って、文書を使用させて頂いた旨をメールしたら、たいていの著者は何も言ってきません。

このようなことを気を付ければ、著作権に関しては、問題ございません。


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真似のしかた

普段、Webサイトを見るときに、次のことに注意しながら見るようにして下さい。

  1. デザインの良さ
  2. 色づかいの良さ
  3. 見やすさ
  4. 操作のしやすさ

これらの項目でWebサイトを、ご自身の判断で評価して、一つでも良いと思ったWebサイトを、「お気に入り」に追加しておきます。

私の場合は、普段見ているパソコン雑誌の中で、デザインの良いWebサイトの写真を発見したら、切り抜いてデザイン・ノートに貼り付けるようにしています。そのように、私のデザイン・ノートには、私が思いついたデザイン以外にも、他の人の美しいデザインのWebサイトも入っていて、アイデア箱となっています。

つまり、良い悪いを判断していると、「こっちのデザインが良いな」、「あっちの色づかいを真似してみたいな」と、自分がどのようなデザインのWebサイトを作りたいのか、だんだんとわかってきます。

そのようにして決まったデザインを、具体的に紙に書き出します。「こっちに、このような絵を入れて、ここをクリックしたら掛け布団のWebページに飛んで・・・」という具合です。このような下書きのことを、「サムネイル」と言います。

サムネイルは、建築で例えますと、模型に当たります。その模型をもとに、設計図を書いて行きます。Webサイトの設計図は、ソースに当たります。次の章「5.見かけ上のWebページとソース」では、ソースについても、詳しく学びたいと思います。


著作権の持ち主

Webサイトの制作を、外部に依頼したときは、著作権を譲渡してもらえるか、もらえないかによって、法律上、勝手にWebサイトの修正ができなかったり、Webサイトの修正をする度にお金を請求されたりと、その後のWebサイト運営のやりやすさに、大きく影響することがあります。

著作権は作った人に与えられる

今、著作権は芸術作品のみならず、コンピュータプログラムにも与えられます。Webサイトは、芸術作品とコンピュータプログラムの、両方の要素を含んでいるので、当然ながら著作権によって守られます。

Webサイトの著作権は、Webサイトを作った人に与えられます。たとえば、A社のWebサイトをB社が作ったとすると、A社のWebサイトの著作権は、B社が持っています。

著作権がないと修正ができない

ということは、Webサイト制作を、外部の会社に依頼して、納品されてきたWebサイトを修正したい場合は、また同じ会社に依頼しなければなりません。

例えば、絵画の著作権は、絵画の著者が持っているので、他人が勝手に手を加えたり、絵画を真似して作ったりしてはいけません。Webサイトも同様に、他人が勝手に手を加えたり、コピーして別ページを作ったりしてはいけません。

著作権の譲渡

そこで、著作権の譲渡という方法があります。著作権は権利なので、譲渡することができます。Webサイトの修正を、すべて同じ外部企業に任せるのでしたら、問題ございません。もし、そうでなければ、外部に依頼するときは、Webサイトの著作権の譲渡まで、契約する必要があります。

譲渡契約には、簡単な書面で、相手企業の担当者に、会社名と「Webサイトの一切の権利を譲渡します。」と書いてもらって、印鑑をついてもらったら、OKです。


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Webサイトの価格

Webサイトを自分自信で製作するにしても、基本デザインだけやってもらって、ページ作成は自分で行うといった方法も考えられます。そういった場合に、Webデザイナーに依頼したら、いくらかかるかの目安を述べておきたいと思います。

1.ぜんぶ自分でつくる

ぜんぶ自分で作ったら、自分自信の人件費のみです。ただし、すべて自分でやらないとダメですので、見た目が良いWebサイトを作れるかどうか心配です。

2.テンプレートを購入する

Webサイトのテンプレートを売っている場合があります。テンプレートには、インターネットやCDで販売されているものと、Webサイト製作支援ソフトなどに添付されているものがあります。

前者の方は、プロ用に発売されているもので、一つのデザインを何社かで共有する場合は5万円程度、自分一人で使いたい場合は20万円程度です。どちらにしても、「Adobe Dreamweaver」などの高額なWebサイト製作支援が必要になってきます。

後者の、ホームページビルダーなどの安価なWebサイト制作支援ソフトに添付されているテンプレートを使うと、安い値段で作ることができます。初めてWebサイトを作る方には、この方法を提唱しています。

3.デザインだけ作ってもらう

Webデザイナーに、テンプレートを製作してもらう方法もあります。この方法だと、自分の必要とするデザインを、細かく指示することができます。

著作権の譲渡契約を含めると、25万円ぐらいです。

4.ぜんぶ作ってもらう

Webサイトの全部を作ってもらうと、デザイン料25万円に、1ページあたり1~3万円かかります。

仮に、トップページと商品のページなど、合計20ページを作ってもらうと、50万円ぐらいかかります。当然ながら、画像や写真が多くなると、値段が高くなります。