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関連検索ワードとは

Yahoo関連検索ワード

関連検索ワードとは

関連検索ワードとは、Yahooなどで検索をするときに、キーワードを入力すると、そのキーワードに関連する複合ワードの候補が、図のように表示されます。この候補のことを、「関連検索ワード」といいます。

Googleでは、「クエリの候補」という言い方のようですが、同じようなものです。

ただ、YahooとGoogleでは、仕組みは大きく異なっていますので、後ほど説明したいと思います。

なぜ関連検索ワードが導入されたのか?

なぜ、関連検索ワードというシステムが導入されたかは、さだかではありませんが、憶測で語りたいと思います。

YahooやGoogleでは、だれでも使い勝手が良く、だれでも簡単に、目的の情報にたどり着けるような検索エンジンを目指していると思います。

ところが、インターネットの初心者は、目的の情報にたどり着くのに時間がかかります。それは、複合ワード選びが苦手だからです。そこで、関連検索ワードを表示させることによって、初心者でもより正確な情報にたどり着くことができるようにと、関連検索ワードが開発されたのだと思います。


関連検索ワードの仕組み

関連検索ワードの仕組みは、YahooとGoogleでは、大きく違っています。

Yahoo

Yahoo関連検索ワードは、一言で、「最近人気の高い複合ワードを表示させる」という仕組みになっているようです。

詳細には言えませんが、検索されたクエリの人気上昇率と使用回数によって、表示を切り替えているようです。また、トップページと検索結果では、関連検索ワードの内容が異なっておりますが、トップページでは人気上昇率が、検索結果では使用回数が重視されているようです。

Yahooの検索結果ページでは、関連検索ワードが、上部に3~4個、下部に10個表示されます。上部の3個と4個の切替は、文字数によって異なるようです。文字数が長いと3個、短いと4個です。

また、Yahooの検索結果ページの下部に表示される10個は、普通には見えないところで100個の候補があり、その中の上位10個が表示されているようです。

また、普段から検索されている複合ワードの種類が、10個より少ない場合は、表示される関連検索ワードの数も、少なくなります。

見えない100個の候補を見るためのツール、Yahoo関連検索ワード・チェックツールを開発しましたので、どうぞご利用ください。

Googleクエリの候補

Google

Googleクエリの候補は、一言で、「よく使われる複合ワードを表示させる」という仕組みになっているようです。

まだ正確に解析できておりませんので、詳しく説明できませんが、過去の複合検索ワードと、単体のキーワードで検索をしたときに上位ヒットするホームページ内に使用されているキーワード(SEOされているキーワード?)を加味して、表示されるようです。

YahooとGoogleの比較

Googleクエリの候補は、Yahoo関連検索ワードと比べて、かなりの長期スパンで集計をしているようです。

そういったことから、Yahooでは時事的な人気キーワードだとすぐに反映されますが、Googleでは根強い人気キーワードが表示され続けるようです。


Yahoo関連検索ワードを活用したビジネスの出現

最近では、Yahoo関連検索ワードを操作するというビジネスが流行の兆しを見せています。こういった情報操作をビジネスとすることは、倫理的にどうかということも言われますが、それを言うのであれば、SEOもある種の情報操作だと思いますし、テレビCMと比べて値段が安い分、公平な広告といえると思います。

Googleは、Yahooと違い、施策をしてから結果が見えてくるまでの時間が長いので、費用対効果が見えにくいのが現状です。いずれ、Googleでの効果的な手段が発見され、Google用のサービスも増えてくると思います。また、MicrosoftのBingも、関連検索ワードを表示させているようですが、この検索エンジンを利用する人は、極めて少ないので、しばらくはサービスは出てこないと思います。

Yahoo関連検索ワードを活用したビジネスは、いろいろなことが考えられますが、おおよそ次のような商材が、ドッと出てくると思います。

  • PRワードの表示
  • 上位ヒット・ワードの表示
  • ネガティブ・ワード(風評ワード)の削除

PRワードの表示

PRワードの表示とは、例えば、会社名で検索しようとしたときに、会社の商品やサービス名が表示されるようにするサービスです。

これは、新製品をリリースしたときなど、商品の知名度が低いときに有効なPR方法だと思います。

上位ヒット・ワードの表示

「上位ヒット・ワードの表示」とは、ある複合キーワードで検索したときに、自分のホームページが上位ヒットするようなキーワードを、関連検索ワードとして表示させるサービスです。

このサービスが出回りますと、単価の高いSEO業者は大打撃を受けます。なぜなら、単体のキーワードのSEOよりも、複合ワードのSEOの方が簡単だからです。

つまり、SEOは簡単であればあるほど、SEO施策料金が安くなりますので、Yahoo関連検索ワードの操作と組み合わせることによって、アクセス数を伸ばして、SEOの月額費を下げることもできることでしょう。

ネガティブ・ワードの削除

一番の需要は、このネガティブ・ワードの削除にあると思います。ネガティブ・ワードとは、風評的なキーワードのことで、例えば社名を入れると、それに関連して、「倒産」とか「脱税」などのマイナス・イメージとなる関連検索ワードが表示されることです。

もし、会社名を入れたら、風評的な関連検索ワードが表示されると、その会社の信用を失い、資金の借り入れや人材確保、営業成績、株価に打撃を与えかねません。

また、面白いことに、人間の心理として、風評的な情報をついつい知りたいと思ってしまいます。すると、風評的な関連検索ワードが表示されると、ついついクリックしてしまい、Yahooが「人気キーワードなのだな」と判断して、悪循環となります。

ですので、関連検索ワードを削除したい場合は、ポジティブなPRワードなどをYahooが人気ワードだと認識するように、施策をします。

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