SEO対策とは
SEO対策とは
SEO対策とは、簡単に言うと、検索エンジンYahooやGoogleなどで、あるキーワードにて検索したときに、10番以内に入るための施策です。
狙ったキーワードで、10番以内ぐらいに入らないと、ホームページを見て訪れるお客様は、非常に少なく、ホームページにお金を掛ける意味がありません。
SEO対策の基本
検索エンジンでの上位ヒットは、次の3個の要素で決まります。
- 内部施作
- 外部リンク
- ドメイン取得からの経過時間
3番目の「ドメイン取得からの経過時間」は、「早めにドメインを取得してください」としか言えませんが、1番目と2番目について、詳しく述べたいと思います。
SEM
検索エンジン・マーケティング(SEM)という言葉をご存知でしょうか?。SEMとは、検索エンジンで検索したお客様が、自社で買い物をしてくれるまでの販売施策のことです。
SEMでは、SEOのみならず、検索キーワードの選定や競合他社の調査も重要になってきます。
SEMを考慮したSEO対策については、こちらのサイトが参考になります。
SEOキーワードの選定
SEOキーワードは、「どのようなキーワードで上位ヒットしたらいいかな?」ということを、調べることです。無料ツールを使って簡単に調べられます。
上位ヒットさせたい検索キーワードと、実際にユーザーが検索するキーワードが違っていることがあるので、この調査は欠かせません。
検索回数の調査
検索数の調査は、無料で調べるのであれば、Googleキーワードツールを使って調べます。
Googleキーワードツールにアクセスし、調べたいキーワードを入力して、検索を開始すると、月間検索回数が表示されます。
訪問回数(PV)の予想
ユーザーの心理と検索キーワードによっても違ってくるのですが、検索してもクリックするとは限りません。ですので、検索結果を見たユーザーがホームページを開いてくれる割合はと言うと、概算で
- 1位~5位 : 20%~40%
- 6位~10位 : 5%~20%
ですので、例えば、Googleキーワードツールで調べた月間検索回数が1,000回だとすると、そのキーワードで1位にヒットしたとすると、おおよそ400回クリックされる計算になります。
そして、検索エンジンはGoogle以外にも、Yahooがございますので、Yahooでも1番にヒットしたと仮定して、その数字を2.5倍して、約1,000回のアクセス数(PV)となります。
SEOキーワードの決定
そういったことから、いろいろなキーワードの中から、SEOしたいキーワードを選んで行きます。例えば、私のようなホームページ屋さんであれば、「ホームページ製作」というキーワードでSEOを狙うのですが、はたして、「ホームページ制作」でSEO対策を行っても良いのでしょうか?
つまり、「ホームページ制作」であれば、次のようなキーワードも考えられます。
- ホームページ制作
- ホームページ製作
- ホームページ作成
- ホームページ構築
- ホームページ作り
これらのキーワードのPV数を調べて、SEOの費用対効果を計算していきます。
月間クリック数を調べるツール
有料になりますが、Googleキーワードツールのように検索された回数ではなく、実際にクリックされた回数を算出してくれるツールもあります。
SEMでは、検索回数よりもクリック回数の方が重要になりますので、このツールはSEMをしている販売業者は、導入は必須だと思います。
私は、NTTデータキュビットがリリースしている「マーケギア」というツールを使っています。
競合他社サイトの調査
競合他社とは、SEOキーワードで検索エンジンYahooやGoogleで検索した結果の、上位10位以内に入っているサイトのことです。これらのサイトに勝つために、競合他社サイトの調査は必要です。
競合他社サイトの調査には、次のようなことを行います。
- 被リンク数
- テキスト量とSEOキーワードの数
被リンク数
競合他社よりも、被リンク数を多く張る前に、競合他社の被リンク数を知っておかなければなりません。
競合の被リンク数は、競合の被リンク数チェック・ツールで調べられます。
テキスト量とSEOキーワードの数
テキスト量とSEOキーワードの数は、競合他社ホームページよりも、多くすれば良いというものではありません。競合他社ホームページが、しっかりと作りこまれていれば、それだけこちら側としても、しっかりとホームページを作らないといけません。
SEO内部施作
テキスト量
最近の検索エンジンの傾向は、テキスト量(文書の量)を見られるようになりました。おおよそ1ページ当たり、2000文字(400語)前後にした方がよさそうです。そういった意味で、ポータルサイトが上位ヒットしていることも、うなずけます。
昔は、「数打てば当たる」という具合で、内容が希薄でもたくさんのページを作っておけば、どれかのページが上位ヒットすることがありましたが、最近では、ページの内容も見られているようですので、希薄なページをたくさん作るよりも、内容の濃いページを数ページ作った方が、上位ヒットするようです。
SEOキーワードの出現率
キーワード出現率は、SEOキーワードの出現率が上位で、3%~5%に入るようにすると良いです。もし、テキスト量が2000文字だとすると、SEOキーワードは12個~20個入れるようにしてください。
ちなみに、「おふとんの人」は、SEOキーワード「布団」がトップページでは6%を超えていますが、問題なく上位ヒットしています。ですので、5%を超えても、あまり気にする必要はありません。自然な文書で書くように心がけてください。
キーワード出現率のチェックは、FC2がリリースしているキーワード出現率チェッカーで調べられます。
titleタグ
titleタグ内に、SEOキーワードが入っていないと、まず上位ヒットしません。例えば、検索キーワード「ホームページ教室」で検索すると、上位ヒットしたページには、必ずtitleに「ホームページ教室」が入っています。
また、SEOキーワードが入っていても、ユーザーがクリックしたくなるようなタイトルでなければなりません。
metaキーワードとmetaディスクリプション
metaキーワードは、Yahooでは多少加味されているらしいですので、設定しておいた方が良いというレベルです。metaキーワードの設定方法を参考にしてください。
metaディスクリプションは、検索結果の概要として表示される内容ですが、ここにもSEOキーワードを2個~3個入れておいた方が良いです。metaディスクリプションの設定方法を参考にしてください。
見出しタグ(h1,h2,h3)
h1タグとh2タグの設置は必須です。そして、h1タグにも、titleタグと同様にSEOキーワードを入れるようにしてください。
通常h1タグは、1ページ内に1個のみ入れても良いというW3Cのルールなのですが、文字数が2000文字を超えてくるようであれば、SEO的には、自然な形で3個ぐらい入れてもかまいません。h2タグも、場合によっては20個ぐらい入れているサイトも存在します。
数にこだわるのではなく、あくまでも自然な文書やコンテンツ量で、たくさん入れられるようにしてください。
外部リンク施策
8.たくさんの外部リンクを張ってもらう方法でも申したとおり、自分で時間を掛けて外部リンクを張るよりも、業者にお任せした方が、圧倒的に費用対効果の面で安いです。以下に、業者を選ぶポイントを紹介します。
被リンク数×被リンクの質×経過時間
外部リンク施策で効果を得るためには、被リンクの量、被リンクの質、経過時間が必要です。
「外部リンク施策の効果」=「被リンクの量」×「被リンクの質」×「経過時間」
いくら外部リンク数が多くても、リンク元サイトの質が悪いと、外部リンクの効果が薄れます。外部リンクの質とは、例えば、Googleではページランクに当たるものや、倫理的なものです。例えば、被リンク数が多くても、アダルトサイトからの被リンクは好ましくありません。
また、質の高い外部リンクをたくさん張っても、経過時間が短いと効果が出にくい場合もあります。そして、リンク元サイトがドメインを登録した日から、何年経過しているかも検索エンジンは監視していると言われています。
外部リンクの張り場を自分で作りたい場合
外部リンクを自分で作る方法もあり、そういったSEO対策のことを、インハウスSEOと言います。インハウスSEOは、Googleのロジックに変化があったときに、社内で対策を取ることが困難になりますので、あまり好まれていません。たいていの方は、SEO対策を外注しています。
しかし、インハウスSEOを行うことのメリットは、自由にSEO対策ができるということです。ホームページをたくさん持っている人は、いろいろなキーワードでSEO対策をすることがありますので、そういった場合には、外注をすると数十万円かかるSEO対策でも、自社で行えば原価が数万円でできます。しかし、原価以外にもそれなりに人件費がかかるということと、Googleのロジック変更に対応できるかどうかということもございますので、その辺りは考慮が必要です。
外部リンクの張り場を自分で作りたい場合は、IP分散サーバーがお勧めです。安くてお勧めのIP分散サーバーは、Otetudaisanです。10サーバー単位で、1サーバー当たり¥150で、IP分散サーバーをレンタルできて、買い足せます。
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