特殊文字とは
Webページを作成しているときに、半角<や半角>を、文書の内容に直接書き込みたい場合も出てきます。そういったときは、<と書いてしまうと、ブラウザは「これはタグだな」と判断してしまい、画面表示結果に支障がおこります。そこで、<や>は、次のように&で始まる暗号のような文字列で、文書中に書き込まなければなりません。
● 「<」の記述
<
<
● 「>」の記述
>
>
このようなブラウザが混乱してしまうような文字や、通常では使用できない特殊な文字や記号を、特殊文字と言います。中にはメタ文字と言う人もいます。
よく使う特殊文字一覧
特筆事項
(半角スペース)
HTMLでは、半角スペースや改行を入力しても、一切無視されてしまいます。そこで、強制的に半角スペースを入れたい場合に、この特殊文字を使います。また、tableタグを使ったときに、空白のセルがあったとします。すると、次に示すように、セルの枠線がきちんと表示されません。
● 空白セルがある表
<table border="1">
<tr><td>セル1</td><td>セル2</td></tr>
<tr><td>セル3</td><td></td></tr>
</table>
● 表示結果
セル1 | セル2 |
セル3 |
このように、空白セルのセル4のみ、枠線が出てきません。そこで、空白セルの所に、「 」を入れます。すると、きちんと枠線が表示されます。
● 空白セルに を入れた例
<table border="1">
<tr><td>セル1</td><td>セル2</td></tr>
<tr><td>セル3</td><td> </td></tr>
</table>
● 表示結果
セル1 | セル2 |
セル3 |
& (アンパサンド,アンド)
HTML文書中に、&を入れたい場合は、&と入力すると言いました。これは、文書のみならず、属性値にも適用されなければなりません。ときどき見る特殊なURLで
bordertest.cgi?colorr=0&colorg=99&colorb=cc
のように、URLの途中で&が入っているものがあります。これも、&と書かないと、このURLの例では、「『&colorg』や『&colorb』という特殊文字は、存在しません」というエラーが出る場合があります。
● &が入ったURLのaタグ
<a href="bordertest.cgi?colorr=0&colorg=99&colorb=cc">線の色のチェック</a>
● 表示結果
リンク部にマウスを重ねると、ブラウザ下部のステータスバーに、リンク先のURLが表示されます。URLに&を入れても、きちんと&になっていると思います。
© (コピーライト,著作権)
著作権表記方法や表記の意味などは、別のページで詳しく述べることとします。ここで述べたいことは、©は、ブラウザによっては表示されない場合があるということです。
そこで、©の代わりに、次のように書く場合もあります。
● ©の代替表記
(C)
私は念のため、©を使わないで、「(C)」を使うようにしていますが、©が表示されないブラウザは、ほとんどございませんので、どちらを使っても良いと思います。