布団の適正価格

布団の適正価格

布団の適正価格

布団の値段は、一時期流行した、布団の訪問販売などで、とても値段の高いイメージがありますが、みなさんは、布団の適正価格って、ご存知ですか?

著者も、とても値段が高いと思っていました。ところが、調べている間に、思ったよりも安いことがわかりました。そこで、各種布団の適性価格について、まとめることにしました。

綿布団

綿100%の綿敷布団は、シングルサイズで高くても2万円程度、ダブルサイズで高くても2万5千円程度です。

綿掛け布団は、綿敷布団より薄いので少し安く、シングルサイズで1万5千円~1万8千円程度、ダブルサイズで1万8千~2万2千円程度です。

綿布団の価格
サイズ掛/敷価格(万円)
シングルサイズ掛け1.5~1.8
敷き~2.0
ダブルサイズ掛け1.8~2.2
敷き2.5前後

羽毛布団

羽毛布団は、シングルサイズで5~6万円程度のものが、値段の割りに良い布団です。布団として質の悪いアヒルの羽毛布団は、3枚で1万円など、極端に安く販売されています。

また、生地の種類によっても、値段が大きく変わったりもしますが、10万円を越えるような羽毛布団は、はっきり言って、自己満足の世界です。5万円のものも、50万円のものも、暖かさは同じです。

羽毛布団を値段で評価するとしたら、1万円以下の羽毛布団は、質が悪いものが多く、もしかすると、安いものは材質が「羽根布団」となっているかもしれません。羽根羽毛の違いについては、「布団の訪問販売」をご覧下さい。

羊毛布団

羊毛敷布団は、シングルサイズで3~4万円程度のものが、良いと思います。数ある敷布団の中で、この羊毛敷布団が、値段の割に寝心地が良いと思います。

羊毛肌布団の価格は、1~3万円程度です。ビラベック社製の羊毛肌布団(ゾマースペシャル肌掛けふとん)は約3万円、丸三開発社製の羊毛肌布団(いんなあケット)は約1万円でした。

どちらも、使用したところで、性質は同じで、違いは肌触りのみです。

その他の特殊な布団

ムアツふとんは、最新モデルのシングルサイズで7~8万円程度と高価ですが、寝心地が良いこと、耐久年数が15年程度と長いこと、ほぼメンテナンスフリーであることなどを考えると、悩む所です。

布団カバー

布団カバーの値段は、安いものだと、シングルサイズで、上下合わせて1万円程度です。


とにかく激安布団が欲しい

布団は人生の1/3を過ごすものですので、なるべく良い布団で寝たいものですが、とにかく安さを追求し、「激安布団が欲しいのだ!」と思ってらっしゃる方には、インターネットで布団を探すと良いです。

私が知っているインターネットで激安布団を販売している布団屋さんの中で、一番安そうな所は、「超寝具店ヌノヤ本店」です。

超寝具店ヌノヤ本店の本サイト >>


原材料費の変動について

石油価格の上昇

原材料費の価格上昇

鳥インフルエンザにより羽毛の価格が上昇したことは、思い出される方もおられると思います。現在では、原油価格の上昇により、布団の原材料費が全体的に、上昇しているようです。

円高になると輸出が芳しくなくなるということで、円安にする政策がときどき行われていますが、円高になるとほぼ輸入に頼っている原材料が安く手に入るので、円高が悪いというわけではありません。円がこれだけ基軸通貨に近づいているのであれば、やはり円高の方が有利なのではないかとも言われています。

インドの綿生産事情

綿敷布団に適したインド原産のデシ綿の生産量が、非常に落ちており、デシ綿から米綿に転換している布団屋さんもあるようです。話によりますと、綿生産農家の自殺問題や、デシ綿の栽培から価格の高い植物の栽培への切り替えがあるらしいです。

現在では、国内でのデシ綿の在庫が、ほとんど無くなってきているらしいのですが、デシ綿の価格上昇や需要の高まりがあれば、また生産されると思います。また、オーガニックコットンの生産によって、インドの農家の自殺者を減らして、綿の価格を安定させることにもつながる研究がなされています。