座布団のオーダーメイド

座布団のオーダーメイド

座布団の多くは、八端判銘仙判ですが、「このような座布団が欲しい」と思われたことは、ございませんか?。多くの手作り布団の店では、あなたの用途に合わせて、座布団をオーダーメイドしてくれます。そのポイントについて、まとめました。

大型スーパーで売られている座布団は、すでにその形や大きさが決まっています。ところが、座布団を使う場所は、畳の上だけとは限らないため、場所によって形や大きさが違った方が、都合が良いと言えます。

例えば、小学校の椅子用の座布団では、その大きさに合わせた、薄手の小さな座布団で、くくりつけるヒモが付いているものが、理想的であると言えます。

そのような特殊な座布団は、多くの手作り布団の店で、思った以上に安価で、オーダーメイドしてもらえます。


どのような座布団をオーダーメイドしてくれるのか?

台所の椅子用座布団 (「ふとんのつたや」さんより拝借)

例えば、次のような用途の座布団を、想像して下さい。

ソファー用、長椅子用、ごろ寝用: 銘仙判を3個接続したような、長い座布団。

台所の椅子用: アーチ型で、椅子の柱に結べるヒモが付いている、薄手の座布団。(写真を参照)

丸椅子用: 丸型で、薄手の座布団。

占いの水晶玉用: 小さくて、綿をぎっしり入れた座布団。

このようなアイデアを持って、手作り布団の店に行って、相談して下さい。


注文方法

基本的に、座布団の形、サイズ、綿(わた)の量(普通、薄め、厚め)、用途を言えば、作ってもらえます。

もし、ソファー椅子用であれば、椅子の座る部分の形を、型紙で取って下さい。ヒモを付けて欲しい場合は、その箇所を型紙に記入して下さい。

座布団の用途は、必ず担当者に伝えて下さい。自分の判断だけで、サイズや綿の量を決めてしまうと、最適な座布団にならない場合が、多々あるからです。

生地は、店に在庫しているものから、選ぶ店が多いように思います。良心的な店では、生地の持ち込みもOKの所も、あるようです。


価格と納期

価格

一般に、座布団の値段は、生地代、綿代、仕立て代の合計で決まります。基本的には、生地代は、使用する生地の面積に比例し、綿代は、綿の重量に比例します。仕立て代は、各店によって異なります。

薄手の小さなオーダーメイド座布団であれば、2,000円程度で、作ってもらえそうです。また、端切れを用いて作るのであれば、更に安く仕立ててもらえそうです。

納期

納期は、店に相談して下さい。オーダーメイドと言えども、布団職人の手にかかれば、買い物に行っている間に、作ってくれることでしょう。


ただし!!!

ただし、1個や2個程度の注文では、受け付けてくれない店があると思います。特注製品は、手間の割に、儲けはほとんど無いため、断られたとしても、文句を言わないようにして下さい。

また、注文した寸法より、でき上がりの寸法が1cmや2cm違うからと言って、文句を言わないようにして下さい。中に綿(わた)が入るので、でき上がりの寸法が狂うことは、当たり前です。手作り布団職人も、そのことを考慮して作っているはずですが、特注では計算が狂うことがあります。