1.最高級羽毛布団
羽毛布団で最も高価なものは、100万~180万円ぐらいするそうです。その布団には、アイスランドのアイダーダックという鳥の羽毛を用いており、これは羽毛の中でも最高級だそうです。
アイダーダックは、自分からむしり取った羽毛で巣を作ります。ヒナが巣立った後、その巣にくっついた風に飛ばない羽を手作業によって集め、布団に詰め込んだ最高級羽毛布団です。この羽毛は、写真のように、繊維のひとつひとつが鍵型をしており、羽どうしが絡まって風で飛びにくくなっています。この鍵型が最高の弾力性や保温性を生みます。
著者がアイダーダックの羽毛を初めて手に乗せたときに、その軽さと触り心地に驚きました。それは、重さをまったくと言っていいほど軽く、羽毛を指で突ついたときに、触った感触をまったく感じませんでした。
値段が高くなる主な理由として、次のことがあげられます。
- 寒い地方の水鳥ほど、ダウンボールが大粒で質が良い。
- 親鳥が巣を作ってから雛が巣立つまで、人間の手で外敵から守っている。
- 羽毛の収穫は手作業で行う。
- 収穫量が国で規制されているので、希少価値が高い。
2番目での外敵は、いたち、きつね、その他の鳥などがあります。アイダーダックは、卵を抱いているときは、人間が近づいても巣から離れようとしないそうです。このために、外敵から親鳥や卵の命を狙われやすいので、人間が守っているそうです。
2.寝る姿勢
布団専門家と話しをしているときに、寝る姿勢の話題で盛り上がりました。
その内容は、とある女性から寝苦しいという相談を受たことについてでした。その女性に、布団や枕の材質、寝たときの姿勢について聞いたそうです。
そうしたら、布団や枕には問題がなさそうだったので、寝たときの姿勢に問題があると判断しました。それは、横向きで寝ていると、腕を体の前に持ってきますが、その腕が胸を圧迫して息苦しくなって、寝苦しくなっていたようです。
上を向いて寝るようにアドバイスをしてから、その後は寝苦しくなくなったそうです。
あまり記憶にないのですが、著者が昔に読んだ本の中に、4種類の寝相があると書いてありました。
- 仰向け
- うつぶせ
- 横向き
- 前かがみ(よつんばい)
1は姿勢の良い寝相と言えますが、著者は3が好きです。疲れていたら2でも寝てしまいます。しかし、2では息苦しくなるので、いずれは1か3になっています。新生児が2で寝ると、首だけを横に向けることができないので、窒息します。
4は子供に多いように思います。著者が試しに4で寝てみると、慣れないせいか寝付けませんでしたが、ウトウトしていました。