ウォータベッド

6.ウォーターベッド

ある友人から、ウォーターベッドについての質問を受けました。それは、ウォーターベッドを購入する予定だけど、購入しても良いかでした。その彼は、4月から社会人になって一人暮らしをする予定なのですが、ベッドはウォーターベッドにしたいようなことを言っていましたが、著者はウォーターベッドはお勧めできないと答えました。

なぜ、このような答えを出したかを述べる前に、ウォーターベッドの構造や特徴を述べます。

ウォーターベッドの構造と特徴

ウォーターベッドとは、クッション剤として水が充填されたウォーターマットレスを用いたベッドのことです。ウォーターマットレスの上に寝ると、水に浮かんだような状態で寝ることができるので、リラックス効果が期待できます。これが、ウォーターベッドの最大の特長だと言えます。

重量が、とても重いので、設置場所を考えないと、引っ越しが大変だったり、床が抜けたりするかもしれません。

気になる寝心地ですが、実は、著者はウォーターベッドで、一晩でも寝たことがありませんので、ウォーターベッドを毎日使っている友達に聞きました。そうすると全員が、口を合わせて、寝ることが幸せに感じるとのことでした。

気になる腰への負担ですが、大昔のウォーターベッドは、お尻が沈んだりして、腰に大きな負担を掛けるものも、あったようですが、最近は、そういったことは全く聞きません。水をしっかりと入れたら、問題ないそうです。

ベッドの構造による違い

ウォーターベッドの外観から、2種類に分けることができます。

ハードサイド型 ウォーターマットレスの周りを木の枠などで覆うタイプのベッド
ソフトサイド型 普通のマットレスのようなウォーターマットレスを、枠のないベッドの上に置いたタイプ

このようなベッドの型の違いは、一般的なベッドでも言えることです。この違いによって、ウォーターマットレスの構造が少し違ってくるようです。この選び分けは、新規にウォーターベッドを購入する人は、好みによって選択すればよいでしょう。

また、ウォーターマットレスのみを購入して、現在使用しているベッドに搭載するこのもできます。このようなときは、使用中のベッドがハードサイド型なのかソフトサイド型なのかを把握し、ウォーターマットレスのタイプを決めるようにして下さい。


ウォーターベッドの価格とランニングコスト

ウォーターベッドの価格

ウォーターマットレスのみの価格は10万円前後です。ウォータベッドとなると、調べていませんが更に高額になると予想できます。

ランニングコスト

また、ウォーターベッドは当然ながら水が入っているので、夏でさえ冷たく感じることがあります。そこで、内部の水を電気ヒータで加熱しますが、その分の電気代がかります。ヒータの1ヶ月の電気代は、ウォーターマットレスの大きさや外気温度,設定温度などによりことなりますが、おおよそ次のとおりです。

1ヶ月の電気代
シングルサイズ 2000円前後
セミダブルサイズ 4000円前後

また、一人暮らしの場合は、引っ越しのことを考えなくてはなりません。ただでさえ面倒な引っ越しなのに、製品によっては、引っ越しで運ぶのに、数万円かかるそうです。


手入れ方法

1年に1回程度の手入れが必要です。手入れの主な内容は次の通りです。

  1. 防腐剤の注入
  2. ヒーターの温度調整
  3. エアー抜き

これらの作業は簡単に行うことができるようです。エアー抜きは、内部の空気の音が気になるときに行うようにします。


まとめ

このようなことから、ウォーターベッドは敷布団の中では非常に高価なものなので、新卒の社会人が贅沢なウォーターベッドを使うのは、もったいないと考えました。

ウォーターベッドを使っている知り合いによると、「あの気持ちよさは、使った人でないと、わからない。」とのことでした。ベッドに入ったときの気持ちよさといい、朝の目覚めのスッキリ具合といい、手放せないそうです。

ウォータベッドを購入するときは、「初期投資+電気代+メンテナンス+引っ越し」と「リラックス効果」を天秤にかけて購入すればと思います。