7.布団のサイズ
一般的な布団のサイズ
ある布団のカタログを見ていると、販売している布団のサイズが5種類ありました。他にもサイズがないかどうかを、ふとん屋さんに聞いてみました。すると、規格品ではベッド用が6種類、直置き用が3種類あるそうです。次の表に規格されたサイズの名称と大きさを示します。
サイズ | 敷布団 | 掛け布団 | ||
---|---|---|---|---|
ベッド用 | 直置き用 | ベッド用 | 直置き用 | |
シングルサイズ | 100×200 | 100×210 | 150×210 | 150×210 |
セミダブルサイズ | 120×200 | 120×210 | 175×210 | 175×210 |
ダブルサイズ | 140×200 | 140×210 | 190×210 | 190×210 |
ワイドダブルサイズ | 150×210 | - | 210×210 | - |
クィーンサイズ | 160×200 | - | 210×210 | - |
キングサイズ | 180×200 | - | 230×210 | - |
敷布団では、直置き用の縦の長さはベッド用よりも10[cm]だけ長いですが、昔はベッド用と同様に200[cm]だったそうです。日本人は長めを好むので、210[cm]になったそうです。
ワイドダブルの掛け布団は、クィーンサイズのものを使用するようです。ベッド用敷布団は、通常は縦の長さが200[cm]ですが、210[cm]のものが出てきました。
直置きタイプの布団のサイズはダブルサイズまでですが、オーダーメイドで様々なサイズが可能だそうです。話をお伺いした、ある手作り布団の店では、今までに300[cm]×400[cm]程度の大きさの綿敷布団を手作りしたことがあるそうです。その布団の値段は、中綿の質にもよるそうですが、4~6万円だそうです。
JIS規格の布団のサイズ
JIS(日本工業規格)に、布団のサイズが規格されています。(規格番号:JISL4403:2000、規格名称:ふとん)
掛け布団のサイズ
用途 | サイズ | 寸法、横 [cm] × 縦 [cm] |
---|---|---|
一般用 | S | 135×195 |
M1 | 150×195 | |
M2 | 160×195 | |
L1 | 150×210 | |
L2 | 160×210 | |
SW | 170×210 | |
W | 180×210 | |
子供用 | B1 | 88×120 |
B2 | 135×160 | |
夏掛用 | Su | 120×160 |
掛け布団において、一般的な布団のサイズと比較しますと、L1のみが、シングルと一致します。一般に作られている布団は、JIS規格に統一されておらず、一般的な規格と国が定める規格とが一致しない、典型的な例となっています。敷布団では、どうでしょうか。
敷き布団のサイズ
用途 | サイズ | 寸法、横 [cm] × 縦 [cm] |
---|---|---|
一般用 | S | 90×195 |
M | 100×195 | |
L | 100×210 | |
SW | 125×210 | |
W | 135×210 | |
子供用 | B1 | 71×120 |
B2 | 88×160 |
敷布団でも、シングルしか同じサイズのものが、ありませんでした。ちなみに、こたつ布団のサイズも記載されていました。
こたつ布団のサイズ
サイズ | 寸法、横 [cm] × 縦 [cm] |
---|---|
M | 180×180 |
L | 200×200 |
LL | 220×220 |
JIS規格では、こたつ布団は正方形のものしか、規格されていません。世の中には、正方形以外にも、長方形、円形、楕円形、掘りごたつ用がございます。
座布団のサイズ
サイズ | 寸法 横cm × 縦cm |
---|---|
S | 51×55 |
M | 55×59 |
L | 59×63 |
座布団のサイズも、JISで規格化されていますが、詳しくは「座布団のサイズ」をご覧下さい。